落ちるとキケン！第二十一回　企業ホームページの落とし穴

採用サイトの落とし穴になりやすいポイント

近年、少子化の影響で“人材の採用”が難しくなっています。 そのためホームページの運用でも、「採用に力を入れたい」という企業が増えています。

少しでも多くの応募者に見てもらうために、あの手この手の工夫が行われる中、とくに注目されているのは、採用情報を独立させて単体で運用する「採用サイト」です。

会社のオフィシャルサイトから一歩出て、採用の応募者へ向けたメッセージをコンテンツとして展開できる採用サイト。 そんな採用サイト制作には、実は、ある落とし穴があるのです。

採用サイト制作の3つの落とし穴

採用サイト制作の落とし穴には、主に次の3つが挙げられます。

1.採用情報がありきたりで魅力がない

1つ目は、「採用情報がありきたりになっているケース」です。 会社のホームページで掲載していた情報を抜き出しただけの採用サイトは、内容の工夫が不足しており、魅力に欠けることが多いです。

たしかに、装飾を入れることで楽しげになったり、社内の雰囲気が伝わったりすることもありますが、今までと同じ情報を並べていては、読んだ時に覚える感想は変わりません。

「どの情報をどのように見せていくべきか」「どうすれば応募者に魅力を感じてもらえるのか」などを考え、会社の魅力が伝わるような採用情報にしていくことが大切です。

2.採用サイトと採用パンフレットの連携不足

2つ目は、「採用サイトと採用パンフレットの連携が不足しているケース」です。

採用パンフレットは、昔から会社の魅力を伝えるツールとして広く使用されています。採用サイトが制作される以前から用意されている場合も多く、そのためにミスマッチが生じることがあるのです。

とくに、パンフレットとサイト制作を別の制作会社に依頼した場合、連携不足となっているケースがよく見られます。中でも多いのは、「雰囲気が大きく異なる」という点です。

ホームページとパンフレットの雰囲気の違いは、制作された時期の隔たりはもちろん、各制作会社のスキルやノウハウ、方向性によって生じます。

ただ応募者からしてみると、ホームページとパンフレットの雰囲気が異なることは、チグハグな印象を抱くことに変わりありません。その結果、会社のイメージがつかみにくくなるのです。

会社のイメージがつかみにくいと、自分が働いている姿を思い浮かべられず、積極的に応募しようと思いづらくなる可能性があります。 だからこそ、細かい部分まで整える必要があるのです。

3.採用サイトを焦って作り、効果が出ない

3つ目は、「焦って採用サイトを作り、効果が出ないケース」です。

近年では、弊社でも「即急に採用サイトを作ってほしい」「この情報を乗っけるだけでいい」などの依頼をいただくようになりました。

しかし、2020年には半数近くが50代以上となるとされている日本での人材不足は、ただコピーして貼り付けたもので太刀打ちできるほど簡単なものではありません。

「今年の採用に間に合わせよう」などと精査せず動き出してしまうと、求めるターゲットに届かず、作り直すはめになることも……。
それでは当然、費用も労力も余計にかかってしまうことになります。

やはり効果のある採用サイトを作るには、事前の調査や分析とともに、制作会社との連携が欠かせません。

急を要する状態から動き出すのではなく、より良い未来のため、先を見据えて考えていきましょう。

採用サイトを成功に導くために必要なこと

このような落とし穴があることを踏まえた上で、採用サイトを成功に導くために、次の点に注意しましょう。

会社の魅力をきちんと伝える

志望者から選ばれにくい会社の特徴として、「会社の魅力が伝わってこない」「他社との違いがよく分からない」というものがあります。 このような状態では、会社の中身ではなく条件で応募してくる人が多くなり、求める人材が集まりにくくなってしまいます。

会社の魅力をきちんと伝え、他社と差をつけていくことが、より良い採用への確実な一歩になっていくと考えられます。

採用パンフレットと連携する

採用者からすれば、採用サイトも採用パンフレットも「その会社の採用情報が載っている数少ない情報源」です。
デザインやメッセージはできるだけ統一し、採用者が違和感なく閲覧できるようにしましょう。

また、デザインには流行りがあり、古いままにしていると「きちんと運営できていないのではないか」「この会社はきっと先進性がなく、自分には合わない」などと思われてしまうこともあります。

将来的にリニューアルすることも踏まえ、ホームページ制作もパンフレット制作も行っている制作会社を選ぶことが、落とし穴を回避することにつながります。

先を見据え、より確実な効果を目指す

採用が思うようにできず、焦ってしまうのは、会社を思う人なら当然のことでしょう。
しかし、ただ形だけ作っても、思うような効果は得られません。時間をしっかりとり、制作会社と認識を合わせ、細かにメッセージを考えていくことが成功への近道になります。

採用サイト制作でお悩みの方は、お気軽にご相談ください

現代は、わずかな違いで「入社してもらえるか」「入社してもらえないか」が分かれる時代です。

ぜひ制作会社と協力しながら、会社のことをより正しく応募者に伝えられる採用サイトをつくっていきましょう。

当社では、さまざまな業種のホームページを戦略企画から制作・運用まで、サポートいたしております。もちろん、コンテンツとなる原稿執筆や写真撮影もお任せください。

当社のWebサービスなら、パンフレット展開も含め、戦略的なWeb展開を実現できます。また、他社で制作されたホームページでも戦略を組み込み有効活用いたします。

これからホームページ活用をお考えの方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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