- 2019.08.07
- Journal
瑞穂にモスラが来た~
瑞穂でうまれた怪獣たち
貴重な作品を一堂に
特撮造形師・村瀬継蔵展
瑞穂町を拠点に創作活動を行っている世界的造形師・村瀬継蔵さん(83)の作品展「特撮造形師 村瀬継蔵~瑞穂でうまれた怪獣たち~」が7月23日から、同町けやき館で始まった。同展では「ゴジラ」や「モスラ」など日本が誇る特撮映画の造形物を作り続ける村瀬さんの40年間の軌跡を紹介。92年版キングギドラのほか、館内入口には撮影以外では一般に見ることができない全長4メートルものモスラの展示など、ファン垂涎の貴重な機会となる。
村瀬さんは1935(昭和10)年、北海道生まれ。58(同33)年に東宝の砧撮影所に入社し、「モスラ」「キングコング対ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」などゴジラシリーズや、「怪獣ブースカ」「クレクレタコラ」など多くの映画やテレビ作品に参加し、その作品は世界でも高く評価されている。
78(同53)年に創作拠点を瑞穂町に移して現在に至るまで多くの作品を瑞穂から生み出している。
22日には、地元での初個展を前に会場を視察した村瀬さん。隣には村瀬さんのファンで怪獣コレクターとして有名なタレントのなべやかんさん(48)の姿も。同展にはなべさんもコレクションの一部を出展している。
「日本の造形の父と呼ばれている村瀬さんの作品が瑞穂から世界へ発信されていることをぜひ知ってもらいたい」と話すなべさん。「怪獣の造形物の美しさ、迫力、皆が知っている世界に通用するキャラクターばかり。子どものころに見た人は、特撮映画がどんな風に作られて、村瀬さんにだまされていたか分かります」と、少年のような笑みを浮かべた。
期間中、小中学生を対象に怪獣パペットを作る「かいじゅう教室」を開催する村瀬さん。「大人には昔を懐かしんで見ていただきたいのと、子どもたちにはCGではなく、手で作られたものがどんなかを見せてあげたい。そしてそれが自分で作れることを教えてあげたい」とほほ笑み「将来、展示を見た子どもが造形師になったらうれしいね」と話した。
会期中の9月15日(日)、午後1時30分から「村瀬継蔵が語る特撮の裏側」と題したトークイベントを開催。予約制先着100人。申し込みは8月1日(木)から。
開館時間は午前10時~午後9時まで。入場無料。会期は9月16日(月・祝)まで。第3月曜日休館。申し込み、問い合わせは同館(042-568-0634)へ。
西多摩新聞 2019年7月26日付 1面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社
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