ムーミンの世界を楽しむ！グランドオープン　ムーミンバレーパーク

ムーミンは、日本でも1960年代に翻訳本が発行され、アニメも放映されるなど広く親しまれている。

3月16日（土）、埼玉県飯能市の宮沢湖畔にグランドオープンする「ムーミンバレーパーク」は、ムーミンの物語の世界観を体感できるテーマパーク。フィンランドにある「ムーミンワールド」以外では、日本が世界初進出となる。同パークでは、原作に登場する建物を再現するほか、展示施設でトーベ・ヤンソンの作品にふれることができる。

昨年11月に先行オープンした飲食店や物販店が並ぶ無料エリア「メッツァ（ｍｅｔｓａ）ビレッジ」（16.3ヘクタール）に隣接する有料エリア（7.3ヘクタール）部分になる。

メッツァは、フィンランド語で「森」を意味する。同エリアは宮沢湖を中心にビレッジとパーク合わせて総面積約25.7ヘクタール（東京ドーム約4個分）。自然に囲まれた中、湖を眺めながら食事、買い物、カヌー体験ができるなど、入場者が思い思いの時間を過ごせるようになっている。

新しいタイプのテーマパークに

「コンセプトは、湖と森に囲まれた自然で心と体を解き放ち、心地よい時間の中でのんびりすること」と話すのは、同パーク運営会社「ムーミン物語」（飯能市）の西山祐介取締役。「アトラクション中心の従来型の対極にある次世代型テーマパーク。パーク内すべてのコンテンツは原画や小説などをもとにし、世界観を統一。雑貨や家具にもこだわって現地で買い付けてきた」と話し、「ゆったりとした時間と空間を楽しみながら”自分の物語”を紡いでほしい」と語る。

西多摩新聞 2019年3月15日付 4面より　記事・写真提供：株式会社西多摩新聞社