ホームページで社員の意識向上

中小企業の場合、どうしても多くの経営判断が経営者に集中してしまいがちです。

たとえば、売り上げアップの方策や会社を成長させていくための求人、社員とのコミュニケーション、さらには社員のモチベーション向上など、様々なことを経営者が負担していることは多いことと思います。

そんな中小企業に特に大切となるのが、「社員の意識」です。もし、社員一人ひとりが “仕事”ではなく“作業”をしてしまっていたら……。いつまで経っても社員のモチベーションは上がらず、業績の低迷にもつながり兼ねません。

大切なのは、社員みんなが会社の信念を理解し、共感してもらったうえで、一人ひとりが企業方針に則って仕事をすることです。そこで今回は、忙しい中小企業経営者の悩みを解決に近づける、「ホームページでの意識改革・向上」について考えてみましょう。

作業と仕事の違い

そもそも“作業”と“仕事”は異なります。

作業とは、何も考えずに目の前の業務をこなすこと。それが目的になってしまうと、その先にあるお客様の存在が見えづらくなり、より生産的な活動ができなくなってしまいます。もっと言えば、「何のために」を意識できません。

一方で仕事とは、個々人が自身の役割を理解し、お客様を意識することはもちろん、会社全体が向かうべき方向性を認識して業務にあたることです。正しい目的意識があるため、単純なくり返しではなく、改善を含んだ、より生産的な業務をすることができます。

では、社員に作業ではなく仕事をしてもらうためには、どうすればいいのでしょうか。そこであらためて注目したいのが、ホームページです。

ホームページで社員の士気を高める

ホームページは、自社のすべてが詰まった媒体です。

自社の概要や提供している製品やサービスはもちろん、会社概要やアピールポイントまで、会社全体が可視化されています。そのようなホームページをきちんと活用することで、社内の活性化にもつながります。

とくに、ホームページの社内的な利点として挙げられるのは、会社全体を相対的・客観的な視点で見られること。

自分が従事している業務だけでなく、より幅広い視点で会社を捉えることで、自らの仕事についての意識も変わってくるのです。

たとえば、これまで何となく作っていた部品も、ホームページから会社の理解を深めていった結果、「この部品は、日々の暮らしを支える精密な機械に使うもの。だから、形も強度も気を付けて制作しなければならない」などと、認識できることもあるでしょう。

そうした小さなことが、社員のやる気やモチベーション、自信につながっていきます。

自社のことを「ジブンゴト」に

このようにホームページは、社員の士気をあげ、積極性を育てることに役立ちます。ただ、せっかくホームページを作っても、社員に見てもらえなければ意味がありません。

そこで、社員に見てもらうこと、さらには愛着をもってもらえることを意識したホームページ作りを進めていきましょう。大切なのは、きちんと仕組みをつくることです。

たとえば、無理のない範囲で社員全員に協力してもらうなど、“全員参加型”のホームページを作るのはどうでしょうか。そうすれば、社員も自分事としてホームページを捉えることができ、さらに自社への愛着もわくことでしょう。

社員の意識向上を目指すには

ここであらためて、社員の意識向上を実現するための、ホームページのあり方について確認しておきましょう。

キーワードは「自分（社員）の仕事の価値」と「行動の目的」

業務に対する目的意識がブレてしまうと、「気持ちの入った仕事」「経営方針に沿った仕事」につながりません。自分が何に役立つ仕事をしているのかを理解してもらうために、ホームページを活用しましょう。

一人ひとりのやる気に火をつける

すべての社員が、企業方針に沿った行動をとることができれば、社内は自ずと活性化されます。そのためには、どのようなホームページを作れば効果的なのかを考え、統一感のある内容に仕上げていきましょう。

自社を他人事にしない

会社のことが他人事である限り、社員の士気は高まりません。一人ひとりが、自らの仕事の価値を再認識できるよう、社員が積極的に参加してくれるホームページ運営を心がけましょう。

ホームページを使った社内の意識改革

ホームページの役割は、集客だけではありません。

お客様へのアピールだけでなく、使い方によっては社内の士気向上にも役立ちます。ぜひ、ホームページの可能性を追求していきましょう。

ホームページ制作でお悩みの方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

ホームページの制作・運営アドバイスはもちろんのこと、会社を活性化させるための戦略的な活用方法など、幅広いノウハウを提供させていただきます。

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