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  • 2018.12.05
  • Journal

「全員一丸で頑張る菅生の持ち味」 全日本吹奏楽コンで初の金賞 東海大学菅生高校吹奏楽部

東海大学菅生高校吹奏楽部

東海大学菅生高校吹奏楽部(加島貞夫顧問)はこのほど、名古屋市の名古屋国際会議場で行われた「第66回全日本吹奏楽コンクール」に出場し、6度目の挑戦で悲願の金賞を獲得した。

都下でも有数の実力と実績を有する菅生吹奏楽部。これまで全日本吹奏楽コンクールでは、銅賞と銀賞の成績を残してきた。今回は2年ぶりの出場。部員158人全員が参加したカーテン審査で選抜された55人でコンクールに臨んだ。

当日は課題曲Ⅴ「吹奏楽のための協奏曲」(高昌師作曲)を演奏。「この曲をやると決めたとき、部員が暗い表情になるくらい難しい曲。8分の5拍子に一番苦労したようだが、逆にやりがいとなったのでは」と加島顧問。部長の野田蓮さん(3年、青梅三中出身)は「技術も今以上のものが必要だった。メロディーが難しい動きで、変拍子も多く苦戦したが、練習を重ねて好きになった」と話す。

本番では、起伏に富んだ幻想的なストーリー性を持つ、大胆かつ繊細な協奏曲を、菅生吹奏楽部が一体となって演奏。静まり返った会場から「ブラボー」の声が響き、金賞を獲得した。

初の金賞に、部を創設した加島顧問は「演奏は良かったと感じた。決まった瞬間は部員全員が涙を流していたが、私はホッとした気持ちが強かった。一番うれしい思い出になった」と話す。野田部長は「みんな明るく、全員が一丸となって頑張るのが菅生の持ち味」とし、「後輩にはこれからも菅生の伝統を残しつつ、自分たちの代にしかない、真似できない特色を持ってほしい」とエールを送った。

菅生吹奏楽部は同コンクールのほか、Bチームが都吹奏楽コンクールで金賞、日本管楽合奏コンテスト全日本大会への出場、Cチームも都吹奏楽コンクールで金賞、Dチームが全日本ブラスシンフォニーコンクールの全国大会出場を決めるなど、活躍している。

  

西多摩新聞 2018年11月9日付 1面より 記事・写真提供:株式会社 西多摩新聞社

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