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  • 2018.09.25
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もう対応した?どんどん進むHTTPS化

HTTPSにもう対応しましたか?

普段はあまり注目されないホームページのURL。あなたの会社のURLは、何から始まっていますか?

よく見慣れているのは「http://」から始まるものだと思います。

しかし、2018年7月にGoogleが「Chrome 68」をリリースしたことで、その「http」「https」にする必要がでてきました。

「http」から「https」への変更を意味する「HTTPS化」については、Chrome 68のリリース前にも記事を出しました。

・Googleの警告対象が全HTTPページに!WebサイトのHTTPS化を進めましょう
https://www.globaldyne.jp/news/1106.html

ただ、「HTTPS化」の必要性についてや、httpsの「s」が何なのかについては、まだそれほど周知されていないようです。そこで今回は、あらためて、なぜhttpsにした方がいいのかなどについて、おさらいしたいと思います。

ホームページを見るためのルール「HTTP」

HTTPとは

HTTPは、「Hyper Text Transfer Protocol(ハイパー・テキスト・トランスファー・プロトコル)」の略称です。なんだか、とても長い呪文のような言葉ですね。

簡単に言うと、HTTPとは、「ホームページを表示するために、データのやりとりをする時のルール」のことです。

そもそもインターネット上にホームページを表示させるには、ホームページの情報を持っているサーバーから、自分たちの見ているブラウザへデータを渡してくれるように頼まなければなりません。

そのとき、サーバーやブラウザによってルールが異なると、見る人の環境によっては、ホームページが見られないという事態が発生してしまいます。

そこで、ホームページを表示するための世界共通のルールとして、HTTPがつくられたのです。私たちはHTTPのおかげで、ホームページを公開できたり、Webサイトを閲覧できたりしているのですね。

HTTPSとHTTPの違い「S」

HTTPSとHTTPの違い

では、HTTPHTTPSは何が違うのでしょうか。

HTTPSは、HTTPに“S”を足した形となっていますよね。実はこのS、「セキュア(安全、保障された)」を意味するSなのです。

データをそのままの形でやりとりするだけのHTTPに対し、HTTPSでは、データを暗号化して送受信することができます。これが、HTTPとHTTPSの大きな違いです。

たとえばHTTPSの場合、別の第三者からデータを盗まれたりしても、その第三者が暗号を解読する事ができず、データを抜いても使えない状態になります。

HTTPSはHTTPよりも安全な状態でホームページを使うことができ、このSがあるだけで、セキュリティ対策には大きな差が生じることになるのです。

HTTPSってどんなところで使われるの?

HTTPSの用途

次に、HTTPSの用途について見ていきましょう。HTTPSはどんなところで使われているのでしょうか。

これまでの用途としては、ホームページの中でも主に、ネットショッピングサイトのクレジットカード決済をするページや、個人情報を入力するページで使われていました。そういったサイトは、扱う情報の性質上、高度なセキュリティ対策が求められていたためです。

ただ今後は、一般的なサイトに関しても、HTTPS対応が求められそうです。その理由は、大きく2つあります。

[理由1]セキュリティ強化への対応

HTTPS化が推奨されている一つ目の理由は、すでに述べているように「セキュリティの問題」です。検索エンジン最大手のGoogleは、「Webサイトの安全性を向上させる」方針を掲げており、HTTPS化を推奨しています。

具体的には、2018年7月にリリースされた「Chrome 68」というブラウザから、HTTPSに対応していない全てのページで「保護されていない通信」という表示がされるようになりました。

さらに、2018年10月にリリースされる「Chrome 70」からは、HTTPSに対応していないと「保護されていない通信」のラベルを赤色で表示すると発表しています。今後もGoogleは、HTTPSをWEBの標準にするため、警告の度合いを強めていくとみられます。

今のところは、ページの閲覧数にはあまり影響がないかもしれません。しかし、Googleが推奨したからには、この先しばらくは「HTTPS」への対応を強く求める動きが続くと予想されます。

[理由2]検索順位への影響

今後、HTTPS化の有無は、検索順位にまで影響を及ぼす可能性があります。

理由1でもふれたように、セキュリティ強化はGoogleの最優先事項となります。事実、2014年の時点から、Googleは以下のような発表をしています。

“このランキングの変更は、グローバルでクエリの 1% 未満にしか影響しませんが、これから長い期間をかけて強化していきます。全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。今後、より多くのウェブサイトで HTTPS が使用されることを期待しています。ウェブの安全性をさらに強化しましょう。”

・HTTPS をランキング シグナルに使用します
https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/08/https-as-ranking-signal.html

この発表が意味するところは、「2014年の時点では検索順位への影響は少ないけど、これから長い時間をかけて検索順位を変えていくよ」ということです。事実、発表からすでに4年が経った今、HTTPSを使っていないホームページを「保護されていない」と表示するようになりました。「長い時間をかけて」の過程は、すでに始まっています

これから先、検索順位に大きな影響を与える日も近いかもしれません

HTTPS化は待ったなし!HTTPの未来とは

最後に、HTTP及びHTTPSの未来について考えてみましょう。

Googleは、2018年9月にリリースした「chrome69」において、HTTPSが使われたサイトに表示されている「保護された通信」の表示を取り除くきました

そして2018年10月にリリースする「chrome70」では、HTTPSが使われていないサイトの「保護されていない通信」の表示を赤くすると発表しています。

こうした流れからもわかるように、これから先、あらゆるホームページでHTTPSへの対応は“当たり前”となります。HTTPS化されていないホームページは、セキュリティの問題を超えて、企業としての信頼度を低くする可能性もあるのです。

7月までにHTTPS化できなかった企業も、できるだけ早く対応することを強くオススメします。

HTTPS化で悩んでいる・困っているという方は、ぜひ弊社までお問い合わせくださいませ。

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