落ちるとキケン！第十回　企業ホームページの落とし穴

中小企業のWeb担当者の中には、

「自分たちは大した情報を保有していないし、サイバー攻撃を受ける心配をする必要はないだろう」

と考えている方もいるかもしれません。しかし、そうした発想は危険です。

なぜなら、近年、中小企業をターゲットにしたサイバー攻撃が多発しているのですが、その特徴として自社が“被害者”だけでなく“加害者”になってしまう可能性があるのです。

 

中小企業をターゲットにしたサイバー攻撃

すでに紹介した通り、近年の動向として、中小企業をターゲットにしたサイバー攻撃が増加傾向にあります。

ニュースになるのは大きな企業が多いこともあって、大企業ばかりが狙われているように思われますが、大企業はセキュリティが強固になっていることも多く、簡単には侵入出来ません。そこで目をつけられるのが、セキュリティの甘い中小企業です。

ネット被害に対する危機意識が低くてセキュリティが甘いことが多い中小企業はターゲットにされやすく、実際、取引先の大企業に侵入する踏み台として中小企業のホームページなどにアタックをかけるというケースが相次いでいます。

中小企業からすれば、自社が被害に合う上に、取引先企業にも影響が及び、迷惑をかけてしまう可能性があるということです。

つまり、自社が“被害者”だけでなく“加害者”になってしまうこともあるかもしれません。そう考えると、セキュリティ対策というのは、信頼問題にも関わる重要なことであるのが分かります。

 

“2020年”の脅威も迫っている

とくにこれから先、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを控えており、日本の政府や民間企業に向けられたサイバー攻撃が増える可能性もあります。

警察庁も、中小企業向けに支援ネットワークを設立したり、中小企業事業者のサイバー攻撃体験訓練を行ったりなど、セキュリティ意識の向上を目指しつつ警戒を呼び掛けています。

各企業には、2020年になってから慌てて対策をするのではなく、今できることから順次、着手する姿勢が求められており、それが結果的に、セキュリティ対策への意識を高め、先手を打つ体制を整えることにつながるのです。

 

Webセキュリティ対策で失敗しないために

日本の企業が危機管理意識の点において甘く、情報セキュリティの知識が低い傾向にあるのは、Webに対するコスト感覚に問題があることが理由だと考えられています。

集客につながるからと、「とりあえず」ホームページを始めた場合、どうしても人やコストをwebのために割り当てるという意識にならず、セキュリティに関しても「まあ大丈夫だろう」とおざなりになりがちで、放置されているケースも少なくありません。

まずは、セキュリティ対策へのコスト感覚から変えていくようにしましょう。ぜひ、セキュリティ対策は“必要経費である”という認識をもつようにしてください。

そのうえで、次のような対策もあわせて進めていきましょう。

 

1. 中小企業「だからこそ」狙われるという意識を

中小企業“だからこそ”狙われやすいのが実情です。

その点、保有している情報の質や量で判断するのではなく、「どのような企業であってもセキュリティ対策をやるべき」という意識を社内に醸成させていきましょう。

2. 早めのセキュリティ対策が大事

セキュリティ対策を後回しにしてはいけません。

いつサイバー攻撃を受けるのかは誰にもわからないのです。だからこそ、今すぐにセキュリティ対策を実施しましょう。セキュリティ対策は、早めの行動が何よりも大事なのです。

3. 対策まで「とりあえず」にしないこと

急いでセキュリティ対策を進めようとすると、「とりあえず」の対応になってしまうケースも少なくありません。

しかし、セキュリティ対策をしたという既成事実だけを積み重ねても有効な対策にはなりません。より効果のある対策を実施するようにしてください。

 

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当社では、さまざまな業種のホームページを戦略企画から制作・運用・セキュリティ対策まで、サポートいたしております。もちろんコンテンツとなる原稿執筆や写真撮影もお任せください。

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これからホームページの制作・活用をお考えの方も、是非ともお気軽にご相談ください。

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